【イラスト展示作品】冬の0号展(作品解説つき)

ご訪問、ありがとうございます。

こちらは京都にあるZINE galleryさん主催のイベントです。

0号サイズの作品が並びます。

Twitterで存在を知り、今回参加させていただきました。

では恒例の作品紹介を含めた解説、スタートです( ´∀` )

何を描こうかなー?って思ってた時に、ふっと浮かんだのが「ウロボロス」。

と同時にタロットカードの「世界」の図案が浮かびました。

ちょうど1部からでもカードが作れることを知り、シリーズ作品使って作るのも楽しいだろうなーとか、タロットの歴史本を図書館でかりていたり、自分でもタロットカードやオラクルカードを引いたりしていたのもあって…。

あ、自分なりのタロットカードを描くのもいいかもしれない。

描くものが浮かばないときとかにいいかも(なんてのんきな…(;^ω^))と思い、「世界」の図案をオマージュすることにしました。

自分なりに描くんだから、自分なりの解釈も必要だよねってことで、その辺も考えながら図案を完成させていきました。

まずは、本家の「世界」の意味合いですよね。

タロットカードというのは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚からなる占いの道具です。

その中の大アルカナは人間の成長が描かれているとされています。

(細かい説明は検索などしてくださいね。いまは書籍もサイトも充実しているので)

で、「世界」のカードは、大アルカナの最後のカード。

『すべて完成、完結し、次のステージに移るとき』

そんなような意味合いのカードになります。

(超初心者講座を受けたぐらいなので、細かいことは説明できません)

いつも使っているウエイト版タロットと参考にしている書籍。中央のカードが「世界」。光で白っぽくなっちゃった…。

描かれているモチーフにもちゃんと意味があるんですよね。

真ん中のリースは左右2つの半円によってひとつの円が形成されている…対立原理の一致のシンボルだそう。

結び目は無限インフィニティを意味する…などなど。

ひとつひとつ紐解くと、なるほど…と思います。

うーん、タロット奥が深い!

だからこそ、占いの道具になってるわけですねー。

*****

で、前置きが長くなりましたが…ワタクシなりの解釈を説明しますね。

せっかく「ウロボロス」と浮かんだので、これは外せないなーと意味を調べたら…。

「世界」「完全なるもの」「永久性と無限性」「環状になった生命の本質」「創造と破壊」「生と死」「死と再生」…。

いや、これ、「世界」とほぼ同じじゃーん!(ノ・ω・)ノオオオォォォ-

これ一個で完結……。

じゃなくて(;’∀’)

んじゃ、リースと置き換えちゃおう。

せっかくなので、鱗をリースの模様にしちゃおう!

無限の結び目は、かわいらしくおリボンに変化させちゃえー。

…ってことになりました。(正確には、そうした、ですね)

お次は、雲。

タロットには、雲からニョキっと手が出てる描かれ方がされているんですが、これがまるで異空間から神の手が出ているような(これはワタクシ勝手解釈ね)感じなんですね。

うーん、ただ普通に雲描くだけじゃなんかそっけないので…パステルカラーにしました。

パステルカラーって、夢かわいい?感じがあるし。

いろんな色の夢が積み重なった状態が雲になった…みたいな意味を込めました。

「夢」を積み重ねて、中央の星に向かって伸びていくような構図にもしました。

画像ではわかりにくいけど、雲はパステルカラーです!

その向かう先の中央の星は、「希望」を表しています。

周りはもちろん星空に。

無数の星も「希望・可能性」と言えますもんね。

そして、散らした花びらは、天からの祝福ってことです。

「いったんの世界完成おめでとう!よく頑張ったねー」的な。

本家の「世界」よりは、おめでとう感が強いかと思いますね。

内なる世界はいつでも創造と崩壊、死と再生。そして希望と祝福と輝きが満ちている。

作品タイトルは『完全なる世界』。

ちなみに、本家にある四隅の「獅子・牡牛・人・鷲」と中央の「女性」は外しました。

占星術的な意味合いもタロットには入っているので四隅の動物と人は12星座に対応しているんですよ。

獅子=しし座(火)・牡牛=おうし座(地)・人=みずがめ座(風)・鷲=さそり座(水)ですって。

四元素が配置されてるわけですね。

12星座は異なる特徴を生かし、補いあいながらいかに融合するかという象徴でもあり、陰陽の融合がテーマでもあるとか。

女性も陰陽の融合の存在として描かれているそうですよ。

同じようなテーマのモチーフがいくつも配置されているんですね。

やっぱりすごいぞ!タロットって!

…次のカード、思いつけるのかな…(;^_^A

*****

それはさておき。

作品ですよ!

ぜひ、お近くの方はご覧くださいね。

隠れ家的なギャラリーさんだそうです。

畳敷きの空間だとか。

今回は在廊しませんので、会場の様子はわかりませんが(;^_^A

Twitter見る限りでは素敵空間の模様ですよー。

どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>

 

『冬の0号展』

2023年2月17~19日・24~26日(金~日)

14:00~19:00

ZINE gallery(京都)

*来場者さんとスポンサーさんの投票で賞が決まるグループ展です。

*今回は34名の作家さんが参加します。

*通販もお願いしました。

  

*参考文献

「タロットの歴史 西洋文化史から図象を読み解く」井上教子:著・山川出版社

「78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット」LUA:著・日本文芸社

 

お読みくださり、ありがとうございます。

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