ご訪問、ありがとうございます。
今回のARTs*LABoさんは色縛り。
それも『グレーとセピア』という渋い取り合わせ。
一瞬、参加するか迷ったんです(;’∀’)
だって、一色塗りって記憶を振り返ってもちゃんとやったことないんですもん…(お遊びでぬったことはあるけれど)。
上手く作品になるかなぁ…などなど思いつつも仕上げました。
制作過程と作品のちょっとしたストーリーをご紹介します~(^▽^)/
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まずは何を描こうかな…ってことですよね。
単色が活かされるようなのって、どんなだろう?と思うものの、いつもの如く思いついたことから取り掛かりました。
グレーとセピアのイメージを考えると、ノスタルジックというか、淋しさとか…まあ、明るくルンルンではないよね(笑)
で、自分で作った90年代の音楽リストを聞きながら妄想time。
その中に、斉藤由貴さんの『迷宮』という曲があるのですが…これが、世界観のしっかりした(多分今の子が聞いても想像力を刺激するんじゃないだろうか)曲でね。
あ、これをグレーで表現できるといいんじゃないかと。
そうやって巡らせている時に、さらに好きな絵画の構図を思い出し…頂きました(笑)。
ミレイの『オフィーリア』(ググってみてね)です。
そうして出来上がったのが、『薔薇沼』。
薔薇の香りに誘われて…うっとりしているうちに逃げられなくなってるよ…。
そぉんな感じ。
水面に浮かんでいる少女は、もう意識がないのか、それとも…?
巻き付いた薔薇の枝は彼女を絡めとって、沼の奥に沈めるところ…もう逃げられない。
そんな場面。
自分で思うよりも、少女の表情がお人形さんチックになったのがよかったかなと思ってます。
で、このグレーは混色で作りました。
あ、この色で作ったグレーはプロフィールカードにも塗っています。
青を強めに出したり、オレンジを強めに出したりして。
なんか結構かっこいいので文章を書く前のプロフカードを見てみて~。
そして、お次はもうひとつのグレー作品。
『Milky Way』
進む道は天に続いている。
足元には星が。
自分の思う事は、すべて道がある。
…そんな意味を込めて。
これはグレーといっても、濃い目で青強め。
絵の具のグレーに混ぜて色を作りました。
自分が自然と「やりたい」と思えることって、ちゃんと道があるからそう思うんですって。
だから、迷うことなく進んでいけばいいそうですよ。
…私は何度も迷ったけどねー( ´∀` )
どこまでの道かっていうのは、それぞれで違ってくるんだよねぇ。
皆がプロになる道に続いているわけではなく…。
ま、とにかく「やりたい」気持ちに忠実なのが一番健康的なのではないかと思うのです。
で。
なーんかついキッチリしてしまう性格らしいので、グレー2作ときたら当然セピアも2作描きました。
まずセピア1作目~。
ちょうどパワーストーンというか、天然石に関心が向いていたので、セピア色…琥珀だ!という安直な思い付きで描きました(;^_^A
『琥珀のキオク』
琥珀(アンバー)は樹液が長ーい年月をかけて固まったものなんですね。
永続的な富の象徴というので…似たような意味の小麦を付け加えました。
琥珀に映る少女は、樹木だった時に見ていた大切な友達かも。
…樹木だった頃の思い出を琥珀になった今でも夢見てる。
と。
そしてラストは、ちょっと遊んじゃいました(;^_^A
『猫又さんに誘われて』
夜道を行く幼い兄妹をからかいつつ、さりげなくお家まで送ってるつもりの猫又さん。
お兄ちゃんはかなり警戒してますけどね~。
このセピアはもちろん混色ですが、手持ちの絵の具の組み合わせにちょっと迷いました。
結局はこの3色で決めて、モノによっては黄色を強くしたりして…。
と、こんな感じで仕上げました。
そうそう。
今回は裏面に作品に関連した小さなイラストもタイトルと名前と一緒に入れています。
こちらはご購入者様のみ見ることが出来ますよ。
お楽しみ頂けると幸いです(^^♪
では、イベント詳細です。
ARTs*LABo グレーとセピア展
期間:2020年9月3日(木)~7日(月)
13:00~19:00
初日:16:00~20:00 最終日:17:00まで
入場無料
*初日は販売ナシ、2日目から販売開始
イベント詳細ページ → こちら
*コロナ対策や販売方法等、詳しくはARTs*LABoさんのサイトやTwitterなどでご確認ください。
体調面など気を付けつつ、お近くの方はぜひどうぞ♪
グレーとセピア…落ち着いた空間になるのでしょうか?
私もTwitterで会場の雰囲気を楽しみたいと思います。
お読みくださり、ありがとうございます。