【イラスト展示作品】夏の0号展2024 ゆるっとメイキング

ご訪問、ありがとうございます。

8月後半からスタートした『夏の0号展2024』、ご高覧ありがとうございました。

ZINE galleryさんの0号展は、作家名を伏せた状態で展示されていますので事前に作品を公開していません。

なので記事としても出せず、告知だけになってます。

そんなわけで、作家名がオープンになったのでいつもの通りゆるっとメイキングをお見せいたします~。

*****

実は『夏の0号展』って、「選抜」なんですよね。

だから今年初めてお声がけいただけてビックリしました~。

ただ、「いい作品描かなくちゃ…」というプレッシャーも同時に感じました(;^_^A

んで、色々考えた挙句…「夏の」とついているので、夏らしさも出したいよね。

会期がお盆終わりだし…なんとなく秋らしさも出したいなーと。

ちなみに、母の一周忌も近くて。

母を入院させた日の夕暮れがキレイだったっけ…と思い出し。

その時の気持ちも(´;ω;`)。

入院させちゃったけど、もう家に戻ることはないよなぁ…と思いながらの決断だったので余計印象に残ってたんだと思う。(事実、亡くなるまで施設のお世話になりました~)

なんとなく供養の気持ちも込めて、その写真を基に描くことを決めました。

それと、「秋」の部分を何で表すか…と考えてうかんだのが、荻原規子さんの「風神秘抄」。

主人公の少年の笛と少女の舞が始まると曼珠沙華が舞うのですよ。

曼珠沙華…彼岸花の別名なんですって。

……(;^ω^)彼岸花ですか。彼岸花…。描いたことないなぁ。

自分で撮った写真の彼岸花みても、いまいちどうなってるのかわかんない…(´;ω;`)

色々と資料を探して、なんとか描くことにしました。

最初は画面の端の方に添える感じで…と思ったけど、それってよくありますよね。

ちょっとつまんないなぁと思い、レイヤーみたいに重なってる感じにしました。

…あんまりこういう発想の人っていないんじゃないかな(;^ω^)

絵としてのいい悪いはわかんないけど。

ま、というわけで彼岸花をふたつ夕暮れ風景の上から描いてます。

ふたつ…なのは、異なる世界が出会い、分裂・増殖が始まる的な意味を数字の「2」は持っているので、この世とあの世をイメージしました。

この世とあの世は行き来出来ないし、どちらからも見えないけど、ほんとはスグ傍にあってレイヤーみたいに重なってるんだという感じで。

だからタイトルもそうしました。

『此岸彼岸』
F0号サイズ「夏と秋の狭間に終わりを感じる時」
アクリル絵具・ランプライト紙・木製パネル

0号展はお客様の投票があるので、反応あるのかどうなのか(;’∀’)ちと不安ですが。

なんとか彼岸花が描けてよかったなと。

あ、今回は気持ちの方ばかり書いてしまいましたねー。

作業的には普段と変わらずです。

彼岸花の透け具合に悩みましたが、そこそこ色があった方がいいように思ったのであんまり透けてません。

ドーンと風景に彼岸花を重ねたわりには、なじんでると思うのですが…いかがでしょう?

 

では、では。

お読みくださり、ありがとうございます。

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